みなさんこんにちは、ミニマリストsoraと申します。
ミニマリストになって早6年。
あれも違う、これも違うと試行錯誤を繰り返す日々。
究極のミニマリストを目指すべく、モノを捨てることに命をかけていた過去。
なんやかんやあって、結構ものが増えてきたような気がする最近。
そんな浮き沈みの激しい人生の中で、ミニマリストのデメリットについて私の独断と偏見を語ってみたいと思います。
共感してくれることがあればうれしい。共感してくれることがなくてもうれしいと思います。
捨てすぎて不便なことは普通にある

まず、物を捨てすぎて不便なことは普通にある。
ミニマリストがよく言う「〇〇はなくても問題ない」というセリフ、確かにそれがなくても生きてはいけるが、便利さを犠牲にしていることは正直多い。
掃除機がなくても問題はないが一般的にあった方が便利ではあるし、バスタオルではなくて小さいフェイスタオルでも問題ないとは言えど、バスタオルを使った方が気持ち良くはあるはずです。
物を捨てすぎて失敗したことは何度もあるし、多少無理をしてモノを減らしているという自覚はあります。
ただ、物が少ないことによって日常生活が多少不便だとしても、生活をコンパクト化するメリットの方が大きいと感じているのでそれで良いと思っています。
周りから理解されないことも普通にある
また、ミニマリストがいう「〇〇はなくても問題ない」は、普通の人の感覚からすると、「問題大あり」の可能性が高い。
全人類の中でミニマリスト的思考を持ち合わせている人なんて、ほんの一かけらの少数派。
「少数の意見には蓋をされる」それがこの世の真実。(少数の意見こそ重要なことも多いですが)
よって、周りから理解されないことは普通にあります。
毎日同じ服を着ているのは普通ではないし、皆が当たり前に持っているものを持っていないことや、やたら引っ越しの回数が多いこともはっきり言って変な目で見られているはず。たぶん…(直接言われることはあまりない)
ただ、周りから理解されなくても別に良いし、周りから理解されるためにやっているわけではないし、理解してくれない人からは距離を置けばいいし、理解してくれる人と関係を深めればよろしい。
孤独になる

人間関係も断捨離したくなってしまうのがミニマリストという存在です。
人間関係の断捨離は己の時間的リソースを最大化し、やりたいことに集中するためには大いに効果的なのは間違いないし、何かを成し遂げたいならある程度の孤独は必要経費なのかもしれない。
なので、切るべき人間関係はある。
ただ、人付き合いに関しても合理的になり過ぎて気づけば孤独に…なんてことにはならないように気を付けたいところ。
人生終盤になって「もっと人と付き合っておけばよかった」と思ってしまわないように。
今になって思うことは、全く同じ人間などいないのだから、他人と関係を構築するということは、多少の妥協は必要であり、それすらも楽しむことが重要なのかなと思います。
特定される可能性が高まる
毎日着る服も、鞄も、靴も、持ち物も全てが同じ人は、特定される可能性が高いと言えます。
(いや私は別に有名でも何でもないので別にいいのですけど。)
ただ、周りにばれないようにSNSで発信したりしているミニマリストは割とリスクがあると思っています。
例えば、会社の人に不用意に自分はミニマリストだと言わない方が賢明でしょう。
テレビが家にないとか、炊飯器を持っていないとか、自らの何気ない私生活についても不用意に他人に言う必要はない。
しかし、「自分はこういう人間です」と叫び続けないと、同じ思考を持った同胞とは出会えないという側面もあるので、大事なのは己の個性を発信する最適な場所を選ぶことなのかもしれませんね。
ミニマリストになる意味は正直そんなにない

物を究極に捨ててみてわかったことは、まあ別に何も変わらんということです。
物が多かろうが、少なかろうが、明日もたぶん生きていくということは変わりません。
たしかに、部屋がすっきりすれば気持ちいいですよ。でもただ気持ちいいだけですよ。
持ち物が少なくなれば身軽になれますよ。でも身軽になったところで行動が伴わなければ、鈍重な人と大差ないのでは?
結局、そこから何か別の行動につながるかはその人次第。
ミニマリストという肩書が重要なのではなくて、己の持つリソースを最大化するために、どこに資源を投入するのかに焦点を当てた方が賢明です。
ありきたりな表現ですが、与えられた時間は皆平等であり有限です。
人生とは、有限な時間の中で、己の持つ人的資本を最大化するゲームなのです。
持ち物を断捨離し管理コストを減らしたことで浮いたコストをどこに再投入するのかを考えましょう。
コンパクトに生きるだけ何かただ薄っぺらい人生になります。
自分の人生の解釈を広げられる「何か」に時間とお金を使いましょう。
よく言われるミニマリストのデメリットについて
来客時に物足りなさを感じる
これは普通にある。が、そもそも誰かを家に招くことが稀なので、自分の中ではそこまで重要視していない。
家族との衝突
これもまあ良くあるデメリットの一つ。
解決策は、妥協点を見つけること。それが無理なら理解のある人と出会うこと。
最後に

今回はミニマリストのデメリットについて考えてみましたが、私はミニマリストになってよかったと思っています。
ただ、結局は何事も解釈の違いで見方はガラッと変わるものです。
誰かにとってのメリットは誰かにとってのデメリットであり、誰かにとってのデメリットは誰かにとってのメリットと言えます。
誰かが救われた方法は、誰かを救わなかった方法であり、その逆もまた成立するでしょう。
色々なことを試し、自分の中でかみ砕いて消化吸収し経験を蓄積し、それを何かにつなげていく。
そうすることで新たな知見が得られるのだと思っています。
それでは。
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