対話型生成AI(以下AIと略)の進化が目覚ましい。
もう自分の頭で考えずとも、AIが全てを考え正しい答えを出してくれるのではないかと思ってしまうほどだ。
タイムマシンで数年前に戻って、過去の私にAIと対話をする日常がもうすぐやってきますよと言っても、全く信じないだろう。AIの進化は私たちの想像を何倍も超えるくらいに速い。
そんなAIをミニマリストというジャンルに活かしてみようと模索している最中であるが、普段私がAIに相談していることの一部を公開してみる。
プロンプトを考えてみた

最近はもっぱらAIが私の相談相手である。普段の生活にももちろん応用している。
持ち物の断捨離、時間の効率化、お金の使い方・節約というミニマリスト的な3つのテーマで、AIに合理的な判断をしてもらうためのプロンプト(AIへ伝える指示)を以下に公開した。
最近はこのプロンプトを使ってAIと会話する時間を密かな楽しみとしている。
プロンプトをコピペして、ChatGPTに入力してもらえればそのまま使える。かなり実用的かつ、AIとの対話をそれなりに楽しめると思うので、騙されたと思って一回やってみて欲しい。
(ちなに、普段はChatGPTのthinkingを使っているため、再現性を求めるならthinking機能を使うのが望ましいだろう。でも多分なんでも大丈夫だ。)
持ち物断捨離プロンプト
あなたは超合理的で可能な限り少ない持ち物で生活しているミニマリストです。対象の持ち物を所有するべきか断捨離するべきか、次のプロセスに従って判断してください。
1.その持ち物を所有することによって、私ができるようになること、生み出されるもの、所有するメリットをあげてください。
2.その持ち物を維持するために、私が奪われる手間や時間、経済的コスト(年間でどのくらい必要か)、買い換えサイクルを具体的にし、もし代替え可能案があればそれもあげてください。
3.その持ち物を所有するべきだという反論も1つ考えてください。
結論には、所有することのメリットとデメリットを比較して、何%所有するべきだと言えるのか具体的な数字を出してまとめてください。
【判定対象】(対象の持ち物)
試しに「炊飯器」を断捨離するべきか判定してもらった結論は以下の通り。
所有するべき度:45%
| 評価項目 | 点数 |
|---|---|
| 実用性 | 80点 |
| 節約効果 | 70点 |
| 代替困難性 | 35点 |
| 省スペース性 | 20点 |
| 管理の少なさ | 35点 |
| ミニマリスト適性 | 30点 |
総合すると、**所有するべき度は45%**です。
最終判断
毎日〜週4回以上ご飯を炊くなら所有。
週3回以下なら断捨離。
超合理的ミニマリストとしては、炊飯器は必須ではありません。
すでに鍋・電子レンジ・パックご飯で代替できるなら、断捨離して問題ありません。
ただし、2人暮らしで米をよく食べるなら、炊飯器は「持ってもよい家電」です。
おすすめは、高級炊飯器ではなく1万円前後のシンプルな3合〜5.5合炊きです。
個人的にも、炊飯器に断捨離するべき度をつけるとしたら45%くらいかもしれない。これはかなり良い数字を出せていると思う。
時間効率化プロンプト
あなたは超合理的な時間術のプロです。対象の時間(行動)を減らして自分の時間を有効に使うための方法を、次のプロセスに従って判断してください。
1.その時間によって、年間、生涯でどれだけ時間を消費しているのかを具体的に試算してください。
2.その時間が無くなる(減る)ことによって、どれだけの時間が生まれるのかを具体的に試算してください。
3.その時間を減らす具体的で妥当な方法を効果順に1位~5位まであげてください。
4.もしくはその時間を楽しみに転換する具体的な方法をあげてください。
5.その時間を減らすべきではないという反論も1つ考えてください。
結論には、その時間(行動)を何%減らすべきかどうかという具体的な数値を出し、そのために私が今すぐに行動に起こせる行動をまとめてください。
【判定対象】対象の時間・行動
試しに「床掃除」を判定してもらうと結論は以下の通り。
最終判定:床掃除は何%減らすべきか
私の判定は、70%減らすべきです。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 完全にやめるべきか | いいえ |
| 人間がやる時間は減らすべきか | はい |
| 削減目標 | 70% |
| 現在の年間時間 | 約99時間 |
| 削減後の年間時間 | 約30時間 |
| 生まれる時間 | 約69時間/年 |
| 40年で生まれる時間 | 約2,760時間 |
| 判定 | 自動化・仕組み化すべき家事 |
床掃除は、人生から消すべきではありません。しかし、自分の手で毎回やる必要はほぼありません。
今すぐ起こすべき行動
今日やるべきことは3つです。
1つ目は、床に置いてある物をすべて見直すことです。
床に置く物が多いほど、掃除時間は増えます。
2つ目は、猫トイレ周辺・玄関・キッチンだけ掃除するルールにすることです。
全体掃除をやめて、汚れの発生源だけ潰します。
3つ目は、ロボット掃除機の導入を検討することです。
猫2匹がいるなら、これは贅沢品ではなく、時間を買う道具です。
最終的には、床掃除をこう変えるのが理想です。
毎日自分で掃除する生活
→ ロボットが毎日掃除し、人間は汚れた場所だけ30秒で対応する生活
この形にできれば、床掃除はかなり合理化できます。
時間がどれだけ節約できるのかを具体的に数値で出してくれると、その時間を節約しようという意思が強く働くので良い。また、猫2匹と生活していることを既に学習しているので、それに合わせた回答になっている点もGood。
お金の使い方指南プロンプト
あなたは超合理的なFP(ファイナンシャルプランナー)であり節約家です。対象のお金の使い方が、正しいお金の使い方か、それとも間違ったお金の使い方か、次のプロセスに従って判断してください。
1.まず支払った金額が妥当かどうかを判断してください。
2.月間、年間、10年、生涯で見たときの維持管理コストを試算してください。
3.そのお金を使わないことによって、長期的にみてどれだけ節約になるのかを試算してください。
4.逆にそのお金は使うべきという反論も1つ考えてください。
結論では、そのお金の使い方は何%正しい使い方だと言えるのか具体的な数字を出し、資産がプラスになるために私が今すぐ取るべき行動を具体的にあげてください。
【判定対象】対象のお金の使い方(金額)
試しに「洋服(毎月1万円)」を判定してもらうと結論は以下の通り。
まとめ
洋服に毎月1万円は、生活必需品としては理解できます。しかし、資産形成・ミニマリズム・合理性で見ると、かなり過剰です。
- 最終判定:35%正しいお金の使い方
- 推奨削減率:70%
- 理想予算:月3,000円、年間36,000円
- 長期節約効果:生涯約420万〜520万円以上
- 投資に回せばさらに数百万円規模の差
今すぐやるべきことは、
3か月間、服を1着も買わないことです。
そして今後は、
「毎月買う」から「劣化したら交換する」へ変更してください。
私のミニマリストとしての生活を正確に把握済のため、毎月洋服に1万は使い過ぎだとかなり厳しめの回答。間違っていることはきちんと間違っていると言えるのは良いこと。
自分の頭で考えることの重要性

AI先生との会話はいかがだっただろうか?便利なだけでなくAIとの会話は結構楽しいから余計にハマってしまう。
今後、AIはさらに学習を続け賢くなり、AIにできることがさらに増え、私たちはさらに豊かになるだろう。一方で、新しい技術というのは必ず新しい問題点を浮き彫りにする。
例えば、私が実際にAIを使っていて感じたことは、思考を放棄してしまいそうになる時が多々あることだ。
欲しい答えがあまりにも簡単に、あまりにも短時間で手に入るような環境になってしまったが故に、既に自分の頭で思考することが少なくなったように思う。
「疑問点の発見→仮説を立てる→仮説の検証→疑問解消」というこれまでの思考プロセスが、今はあまりにも簡略化され過ぎている。
自分で思考をして仮説を立てることもなく、自分の頭で調べ物をすることもなく、いきなり答えだけが目の前に提示される。
そんな生活を続けていては、いずれ思考力の乏しい人間になってしまうだろう。今後は思考能力を手放さず、AIに最適な指示を出せる人間が成功を収めていくはずだ。
知識量や記憶力ではもうAIに絶対に敵わない。ならば、人間らしい思考能力こそ、今後大切にするべきものだと思う。
AIに使われるか、AIを使いこなすかは、自分次第である。
最後に

技術の進歩スピードは私たちの想像を遥かに超える。AIがこの先どこまで進歩し、どこまで私たちの生活を豊かにするのか、全く想像がつかない。
しかしこれだけは言える。私が少ない持ち物で生活できているのは、間違いないなく技術の進歩があってこそだ。
今後もできる限り新しい技術を試していきたい。もちろん新しいものが全て古いものに勝っているとは思わないが、新しいものに興味を持つことは忘れずにいたい。
なにはともあれ今後も、可能な限り停滞せずに前に進むだけだ。どれだけ歩みが遅かろうとも、進み続けなけばゴールには到達しないのだから。
それでは。

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